WORKS事例

リブインサイトは、人材採用の参考になりますよう
中途採用の事例を発信しています。

2025.09.09

求人閲覧数3倍、採用数3倍へ。企業の”本質的な魅力”を言語化し、事業成長を加速させた採用ブランディング戦略

「自社の魅力が伝わらない」
そんな採用の壁を、採用ブランディングで乗り越えたEC支援企業の成功事例。
企業の“本質的な魅力”を掘り起こし、求職者に響く言葉で再構築。結果、求人閲覧数は3倍、年間採用数は2名から6名へと飛躍的に向上。

その具体的なプロセスと成功の要諦を詳細にご紹介します。

職種
WEBショップ・ECサイト運営
雇用形態
中途採用
エリア
大阪

目次

ご支援前の課題

ご支援させていただいたのは、大手企業や有名ブランドをクライアントに持ち、ECサイトの戦略立案から制作、運営、マーケティングまでを一気通貫で支援するプロフェッショナル集団です。

2006年の設立以来、着実に実績を積み重ね、その専門性の高さから依頼は後を絶たず、まさに会社の第二成長期とも言える重要なフェーズを迎えていました。

この事業拡大をさらに加速させるため、ECサイトの制作・運営・コンサルティングを担う「WEB総合職」の増員が急務となっていました。

しかし、そこにはいくつかの深刻な課題が横たわっていました。

 

  • 課題1:採用人数の伸び悩みと事業成長の乖離
    これまでの採用活動では、大手求人媒体を利用し、年間を通じてコンスタントに募集はかけていたものの、採用に至るのは年間で2名程度に留まっていました。
    増加し続ける案件に対し、人材の拡充が追いついておらず、このままでは事業成長のスピードを鈍化させかねないという強い危機感がありました。

  • 課題2:ポテンシャル層へのアプローチ不足
    同社が求めていたのは、単なるスキルを持った経験者だけではありませんでした。
    未経験であっても、ECという成長市場で専門性を身につけたいという高い意欲を持つ若手や、自ら考えて行動できるポテンシャルを秘めた人材こそ、未来の会社を創る上で不可欠だと考えていました。
    しかし、既存の求人内容では、経験者向けの募集という印象が強く、こうしたポテンシャル層からの積極的な応募を引き出せていませんでした。

  • 課題3:”本質的な魅力”の言語化と発信不足
    クライアントの社内には、他社にはない独自の強みが数多く存在していました。
    例えば、サイトの価値を最大化する独自のノウハウ、若手でも大手案件に挑戦できる裁量権の大きな環境、リモートワークや時差出勤といった柔軟な働き方、そして社員同士が互いの成長を認め合う自由闊達な社風など、求職者にとって魅力的な要素に溢れていました。

    しかし、これらの魅力が社内では”当たり前”のこととして認識されており、求人原稿上では十分に言語化・構造化されていませんでした。
    結果として、他社との差別化が図れず、多くの求人情報の中に埋もれてしまっていたのです。

 

これらの課題を放置したままでは、採用目標の達成は困難であるだけでなく、採用のミスマッチを引き起こし、企業の成長そのものを阻害しかねない状況でした。
必要なのは、これまでの採用活動を根本から見つめ直し、企業の”魂”とも言える本質的な価値を、本当に届けたい相手に、届く言葉で伝えるための、全く新しい採用戦略でした。

 

課題解決へのアプローチ

私たちは、クライアントが抱える課題の根源が「自社の本質的な魅力が、求職者に正しく伝わっていない」点にあると分析しました。
そこで、単なる求人広告の代行ではなく、企業の採用活動そのものを”ブランディング”するという視点から、マイナビ転職における掲載内容の全面的なリニューアルを核とした、以下の多角的なアプローチをご提案・実行しました。

 

ステップ1:徹底的なヒアリングによる”魅力のインサイト”の探求

まず私たちが着手したのは、経営者様をはじめ、現場で活躍する複数の社員の方々への徹底的なヒアリングです。
そこでは、事業内容といった表面的な情報だけでなく、以下のような、企業の血の通ったリアルな情報を深掘りしていきました。

 

  • <仕事のやりがいと醍醐味>
    「どんな瞬間が最も嬉しいか」
    「大手ブランドの売上を伸ばす面白さは何か」
    「未経験からプロのコンサルタントに成長できた実感は」
  • <独自の強みとノウハウ>
     企業が長年培ってきた「売れるサイト」を創るための独自ノウハウの本質は何か。
    それを身につけることで、社員はどんな市場価値の高いスキルを得られるのか。

  • <働く環境とカルチャー>
    「なぜ定着率が95%と高いのか」
    「リモートワークや時差出勤がどのように活用されているか」
    「社員インタビューに見られる”ボトムアップ”や”大きな裁量”とは具体的にどういうことか」

  • <求める人物像の解像度向上>
    スキルセットだけでなく、「どんな価値観を持つ人と働きたいか」「どんな成長意欲を持つ人を求めているか」といったカルチャーフィットの側面。

 

このプロセスを通じて、これまで求人情報では断片的にしか語られてこなかった企業の魅力が、一つの線として繋がり、求職者の心に響く力強いストーリーの”原石”として浮かび上がってきました。

 

ステップ2:ターゲットの再定義と媒体特性の最大活用

次に、発掘した魅力を「誰に」届けるべきかを明確にしました。経験者だけでなく、成長意欲の高い20代〜30代前半の若手ポテンシャル層をメインターゲットに再設定。
このターゲット層に圧倒的な強みを持つ
マイナビ転職の特性を最大限に活かす戦略を立てました。

マイナビ転職は、新卒時に「マイナビ」を利用していたユーザーが多く、20代〜30代の会員が非常に多い媒体です。
また、「未経験者歓迎」の求人も豊富で、キャリアチェンジを考える若手層が積極的に利用しています。
この媒体特性を踏まえ、求人原稿では「未経験からECのプロへ」「ポテンシャルを重視」といったメッセージを前面に打ち出し、若手層が安心して応募できる土壌を整えました。

 

ステップ3:”自分ごと化”を促す求人原稿のストーリーテリング

ヒアリングで得た”魅力の原石”を、ターゲットの心に響くよう、ストーリーとして再構築しました。
単なる情報の羅列ではなく、求職者が「ここで働く自分」を具体的にイメージし、”自分ごと化”できるような原稿へと昇華させたのです。

 

  • <キャッチコピーの刷新>
    「得意を活かして、あなたの価値を高める」
    このコピーには、会社が社員一人ひとりの個性やスキルを尊重し、それを会社の力に変えていくというメッセージを込めました。
    求職者が自身の成長と会社の成長を重ね合わせられるような、共感を呼ぶ言葉を選びました。

  • <仕事内容の具体化と魅力化>
    業務内容を詳細にリストアップするだけでなく、それぞれの業務が「売上アップのノウハウを身に付ける」「大手企業のビジネスに貢献する」といった、どのような自己成長ややりがいに繋がるのかを明記。
    入社後のキャリアパスについても、OJTや研修を経て専門性を高め、ECコンサルタントとしてキャリアアップできる道筋を具体的に示しました。

  • <社風と働く環境のリアルな描写>
    「定着率95%超え」「残業基本なし・年間休日120日以上」「リモートOK&時差出勤も可能」といった定量的なデータに加え、社員インタビューで語られた「個人の裁量が大きい」「チームで助け合う文化」といった定性的な情報を織り交ぜることで、働きやすさと働きがいの両面を訴求。
    特に、代表自らが講師となる勉強会や資格支援制度など、成長を後押しする具体的な制度を盛り込むことで、企業の育成への本気度を伝えました。

  • <独自ノウハウの価値翻訳>
    クライアント独自のノウハウを示す社内用語は、その本質的な価値が伝わるよう、「”見せる”ことで商品の魅力を最大化し、”売れる”に変えるための再現性あるノウハウ」といった形で翻訳して表現。
    求職者が、他社では得られない専門性が身につくことを具体的に理解できるよう配慮しました。

 

この徹底した原稿の見直しにより、求人広告は単なる募集要項から、企業のビジョンと魅力を伝える強力な”採用ブランディングツール”へと生まれ変わったのです。

 

確かな成果

私たちが実施した採用ブランディング戦略は、目に見える形で劇的な成果をもたらしました。単に求人原稿を修正しただけでなく、企業の眠っていた価値を掘り起こし、それを戦略的に発信したことで、採用市場におけるクライアントのプレゼンスは飛躍的に向上したのです。

 

【定量的成果】

  • <求人閲覧数が3倍以上に増加>
    リニューアルされた求人原稿は、ターゲットとしていた成長意欲の高い若手層の目に留まり、マイナビ転職内での閲覧数が従来比で3倍以上という驚異的な伸びを記録しました。
    これは、キャッチコピーや仕事内容が求職者の興味を的確に捉え、クリックを促した明確な証拠です。

  • <採用人数が年間2名から6名へ、3倍増を達成>
    最も重要な成果として、年間の採用人数が2名から6名へと3倍に増加しました。
    これは、単に応募数が増えただけでなく、企業の魅力やビジョンに共感した、カルチャーフィットする人材からの質の高い応募が増加したことを意味します。
    これにより、事業拡大のボトルネックとなっていた人材不足は解消され、企業は成長へのアクセルを再び強く踏み込むことが可能になりました。

 

【定性的成果】

  • <採用のミスマッチが大幅に減少>
    入社前に、仕事のやりがいだけでなく、裁量の大きさや求められる主体性といったカルチャー面まで深く理解した上で応募してくる候補者が増えました。
    これにより、「入社後のイメージが違った」というミスマッチが大幅に減少し、採用した人材はスムーズに組織に溶り込み、早期から高いパフォーマンスを発揮しています。

  • <社員のエンゲージメント向上と企業の成長加速>
    新たに入社した6名の人材は、それぞれのポジションで即戦力として、また将来のコアメンバー候補として目覚ましい活躍を見せています。
    彼らの活躍は既存社員にも良い刺激を与え、組織全体の活性化に繋がりました。
    人材という新たなエンジンを得たことで、クライアントは増加する案件に確実に応え、EC支援企業としての市場での評価をさらに高めることに成功しています。

 

今回の成功は、単なる採用人数の増加に留まりません。
企業の未来を共に創る仲間を迎え入れ、組織に新たな活気と成長の原動力を生み出したことこそが、最大の成果であると私たちは考えています。

 

私たちがパートナーとして選ばれる理由

今回のEC支援企業様の採用成功の根幹には、私たちの価値観である『“More” チャレンジ』という考え方があります。

クライアントのこれまでの採用活動は、いわば過去の成功体験の延長線上にありました。
同じ媒体を使い続ける中で、いつしか求人内容は定型化し、思うような成果に繋がらないという壁に直面していました。
この状況を打破するために、私たちは、あえて従来の手法に固執しない、新たな挑戦をご提案しました。

それは、単に求人原稿の言葉を入れ替えるといった小手先の改善ではありません。
過去のやり方から脱却し、求人広告を「企業の未来を語るブランディングの場」として再定義するという、より本質的で困難な挑戦でした。

企業の魂とも言える”本質的な魅力”をゼロベースで見つめ直し、それを求職者の心に響くストーリーとして再構築すること。
そして、これまでと同じ
マイナビ転職というプラットフォームを使いながらも、全く異なる角度からその価値を最大化すること。
これらは全て、現状維持を良しとせず、常により良い結果を求めて挑戦し続ける私たちの姿勢そのものです。

採用は、時に不確実性を伴う挑戦的な活動です。
しかし、私たちはその挑戦から逃げません。
過去に捕らわれず、常に新しく柔軟な発想で、クライアントと共に成長の壁に立ち向かいます。
気概を持って挑戦と成長に臨むこと。
この『“More” チャレンジ』の精神こそが、クライアントの期待を超える成果を生み出し、事業成長を加速させるパートナーとして私たちが選ばれる理由なのです。