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2025.09.09

採用単価を1/3以下に!警備業界の採用難をIndeedの戦略的活用と二人三脚の選考改善で乗り越えた、ある大手企業様の成功事例

採用コスト100万円。
採用難に悩む大手警備会社が、媒体戦略と選考プロセスの抜本的見直しでV字回復した事例。
結果、応募単価は1万円台、月1~4名の安定採用を実現しました。

本記事ではその具体的な施策と成功の軌跡を詳細に解説。
採用に悩む全ての担当者様にとって、必ずや突破口を見出すヒントとなるはずです。

職種
警備・設備管理
雇用形態
中途採用
エリア
大阪, 兵庫

目次

ご支援前の課題:出口の見えない「量」と「質」のジレンマ

ご支援させていただいたのは、業界内でトップクラスの実績と信頼を誇る、大手警備サービス企業様。
全国に拠点を持ち、法人から個人まで、幅広い顧客に対して高品質なセキュリティサービスを提供されています。
その事業の根幹を支えるのが、今回募集対象となった「警務職」の皆さんです。
彼らの存在なくして、企業の成長、ひいては社会の安全は成り立ちません。

しかし、その採用活動は、深刻な困難に直面していました。

 

  • 課題①:深刻な応募者不足と、高騰し続ける採用コスト
    当時の状況を端的に表す数字があります。
    それは、
    1掲載(12週間)あたり約100万円という広告費用に対し、得られる応募はわずか10件程度
    そして、その中から採用に至るのは、たった
    1名いるかいないか。
    必然的に、
    採用単価は100万円近くまで高騰していました。
    これは、もはや単なる採用コストの問題ではなく、事業の持続可能性にも関わる、極めて深刻な経営課題でした。
    どれだけ優れたサービスも、それを担う「人」がいなければ提供し続けることはできません。
    人事担当者の方々は、日に日に強まるプレッシャーの中で、出口の見えないトンネルを歩いているような心境だったと言います。

  • 課題②:「妥協できない品質」と「集まらない母集団」の狭間で
    応募が少ないのであれば、選考基準を少し緩めればよいのではないか。
    そう考えるのは簡単です。
    しかし、この企業様にとって、それは決して許されない選択でした。
    人々の生命と財産、そして顧客からの信頼を守るという社会的責任の重さを考えれば、人材に求める要件は高く、そこに一切の妥協は許されません。

    しかし、その高い基準を維持しようとすれば、ただでさえ少ない応募者の中から採用ターゲットを見つけ出すことは至難の業です。
    「応募の
    量」が確保できないために、「採用の質」も担保できない。
    まさに、負のスパイラル。この構造的なジレンマが、採用チームを深く、そして静かに蝕んでいました。

  • 課題③:画一的な情報発信では伝わらない、「働く場所」の本当の魅力
    なぜ、これほどまでに魅力的な企業が、求職者に選ばれないのか。
    私たちは、ご支援前に利用されていた総合求人媒体の原稿に、その一因を見出しました。
    そこでは、全国の様々な勤務地での募集が、たった一つの画一的な原稿でまとめられていたのです。

    しかし、この企業様の警務職の仕事は、勤務するエリアによってその表情を大きく変えます。
    例えば、大阪府岸和田市の「だんじりの街」で地域住民の暮らしに寄り添うパトロールと、高槻市・茨木市といった「文化と自然が調和する街」での巡回では、求められる役割や日々の業務のニュアンス、そしてそこで働くやりがいも自ずと異なります。

    にもかかわらず、そうした地域ごとの魅力や仕事の違いが全く描き分けられておらず、求職者にとっては「どこで働いても同じ仕事」という、漠然とした印象しか与えられていませんでした。
    これが、数多ある求人情報の中に埋もれ、求職者の心を掴みきれていなかった最大の原因の一つだと、私たちは強く確信しました。

課題解決へのアプローチ:応募の「入口」と「出口」を同時に改革する

私たちは、この根深い課題を解決するために、二つの大きな戦略を軸に、採用活動の全面的な再設計に着手しました。
一つは、応募の「入口」を劇的に広げるための媒体戦略とコンテンツ改革。
もう一つは、応募の「出口」、すなわち採用決定率を最大化するための、二人三脚での選考プロセス改善です。

 

  1. 応募の「量」を最大化するIndeedへの転換と”超”個別原稿戦略

まず、私たちは根本的な土台である求人媒体の見直しから着手しました。

 

  • ・なぜIndeedだったのか? 媒体特性を活かした戦略的転換
    従来の不特定多数に向けた総合求人媒体から、私たちは求人検索エンジンであるIndeedへの全面的な切り替えをご提案しました。
    その最大の理由は、Indeedが持つ「検索」という特性にあります。

    現代の求職者の多くは、「高槻市 警備」「未経験 大阪」といったように、「勤務地」や「職種」、「希望条件」を具体的なキーワードとして入力し、仕事を探します。
    全国50箇所以上に勤務地が点在する今回の募集において、勤務地ごとに最適化された求人情報を届けられるIndeedの仕組みは、まさにうってつけでした。
    各勤務地の情報を、それを求めているであろう地域の求職者に直接、かつ無数に届けることができる。
    これこそが、応募母集団を最大化するための最適な戦略だと判断したのです。

  • ・魂を宿す、50以上の“完全オリジナル”求人原稿
    媒体を切り替えるだけでは、成果は出ません。Indeedの特性を最大限に活かすために、私たちは前代未聞とも言える施策に乗り出しました。
    それが、これまでたった1種類だった求人原稿を、
    募集している全勤務地、50箇所以上すべてで個別に作成するという、徹底した”超”個別原稿戦略です。

    私たちは、それぞれの勤務地が持つ独自の魅力を引き出すことに全力を注ぎました。
    例えば、岸和田市の募集では「『だんじりの街』の暮らしを、より安全に!」
    という、地域への誇りと貢献意識を刺激するキャッチコピーを。
    高槻・茨木エリアでは「文化と自然が調和する街」と表現し、穏やかな環境で働ける魅力を訴求しました。

    仕事内容の記述も、単なる業務の羅列に留めません。
    「郊外エリアが中心なので、一般家庭やマンションの対応が多い」「夜間は交通量が減るため、緊急時も現場に駆けつけやすい」といった、その土地で働くからこそのリアリティを追求。
    これにより、求職者が「ここで働く自分」を鮮明に、そしてポジティブにイメージできるような情報設計を心がけました。

  • ・「不安の払拭」と「魅力の再定義」で、応募のハードルを下げる
    特に、未経験者にとっては「警備職」や「24時間勤務」という言葉に、漠然とした不安や厳しさのイメージがつきまといます。
    この心理的なハードルを取り除くため、私たちは言葉の力を最大限に活用しました。

    「24時間」という響きに対しては、「勤務は3日に1回」「勤務明けの日は丸一日休み(明け休み)、さらに翌日は公休」という具体的な勤務サイクルを図解するなどして、休息が十分に確保されている事実を丁寧に解説。
    実際に働いている社員の方の「慣れれば、むしろ休みが多くて働きやすい」といった声を盛り込むことで、ネガティブな先入観をポジティブな実態へと転換させました。

    さらに、実質的な月の出勤回数が11日程度であることを明記し、「プライベートの時間をしっかり確保できる、実はホワイトな働き方」という、これまで伝わりきっていなかった新たな魅力を力強く打ち出したのです。

  1. 採用の「質」を高める、二人三脚での選考プロセス改善

応募の「入口」を広げても、選考という「出口」で候補者を取りこぼしてしまっては、採用成功には至りません。私たちは、広告代理店の枠を超え、クライアントの採用チームの一員として、選考プロセスそのものの改善にも深くコミットしました。

 

  • ・課題の本質を炙り出す、2週間に1度の「採用作戦会議」
    私たちが何よりも重視したのが、人事担当者様との密なコミュニケーションです。
    その核となったのが、2週間に1度の頻度で実施した「採用作戦会議」でした。
    ここでは、単なる応募数の報告に終始するのではなく、採用活動の全プロセスをデータに基づいて徹底的に可視化し、分析しました。

  • ・データに基づいたボトルネックの特定と、具体的な改善提案
    この会議では、応募から面接設定、面接実施、内定、そして承諾(あるいは辞退・お見送り)に至るまで、各フェーズの通過率や歩留まりを細かくトラッキング。
    その上で、「なぜ、この候補者は面接に進んだのか」「なぜ、この候補者は採用に至ったのか」「逆にお見送りになった本質的な理由は何か」を、一件一件、言葉を尽くしてヒアリングし、議論を重ねました。

    この定量的・定性的な分析を通じて、採用プロセスのどこにボトルネック(課題)が潜んでいるのかを特定。
    「応募から面接設定までの連絡が遅れ、候補者の意欲が低下しているのではないか」「面接の場で、自社の魅力(充実した研修制度、独身寮などの手厚い福利厚生、多彩なキャリアパスなど)を伝えきれていないのではないか」といった仮説を立て、選考スケジュールの短縮や、面接で話す内容の再整理といった、具体的な改善策をご提案。
    机上の空論で終わらせず、その実行まで責任を持って伴走しました。

 

確かな成果:コストは劇的に下がり、採用力は着実に上がった

地道とも言えるこれらの取り組みは、やがて目に見える、そして驚くべき成果となって現れました。

 

  • ・劇的なコスト削減と、安定的な採用体制の実現
    ご支援前は1掲載(12週間)あたり約100万円をかけていた採用コストは、私たちの施策によって大きく姿を変えました。
    まず、応募単価は1万円台へと劇的に改善。
    これにより、以前とは比較にならないほどの豊富な母集団を、圧倒的な低コストで形成できるようになったのです。

    そして、採用数も、かつては3ヶ月で1名採用できるかどうかという状況だったのが、月あたり1~4名の安定的な採用へと飛躍的に向上しました。
    最終的に、採用単価を1/3以下へと大幅に抑制することに成功。
    採用活動が経営を圧迫する状況から、事業成長を加速させる力強いエンジンへと生まれ変わった瞬間でした。

  • ・数字以上の価値。社内に蓄積された「採用の知恵」
    しかし、私たちが得た成果は、単なる数字の改善だけではありません。
    2週間に一度の作戦会議を通じて、「どのような人材が自社の未来を担うにふさわしいのか」「彼らの心に、どのような言葉で語りかければ魅力が響くのか」といった、採用の本質的なノウハウが、クライアントの社内に着実に蓄積されていきました。

    これは、今後の採用活動においても、再現性を持って活用できる大きな資産となります。
    人事担当者様からいただいた「私たちだけでは、ここまで細かくデータを分析し、次々と新しい打ち手を考えることはできませんでした。
    もはや単なる業者ではなく、事業を共に創る採用のパートナーです」という言葉は、私たちの支援がもたらした本質的な価値を象徴するものだと、深く受け止めています。

 

私たちがパートナーとして選ばれる理由: “Seek” インサイト – 本質を追求する力

今回の成功の根幹には、私たちが最も大切にしている価値観である『“Seek” インサイト』という考え方があります。
これは、お客様やその先にいる候補者の想いの”本質”は何なのかを妥協なく追求し、その実現まで行動し続けるという、私たちの約束です。

当初、クライアントが抱えていた課題は「応募が少ない」「採用単価が高い」という、一見すると分かりやすいものでした。
しかし私たちは、それを表面的な問題として捉えるのではなく、その奥に潜む”本質”を探ることから始めました。
「なぜ、応募が集まらないのか?」「なぜ、少ない応募者から採用が決まらないのか?」その根本原因を、お客様との対話を通じて、どこまでも深く追求し続けました。

全国50以上の勤務地ごとに、時間と労力をかけてオリジナルの求人原稿を書き分ける。
一見、非効率にも思えるこの提案は、「働く場所それぞれの魅力や実態が、求職者に全く伝わりきっていない」という本質的な課題を見抜いたからこそ生まれました。

広告代理店でありながら、2週間に1度の定例会を通じて選考プロセスにまで踏み込む。
この伴走支援は、「採用の成否は、広告のクリエイティブだけでなく、応募から内定までの全プロセスの設計にあるはずだ」という、私たちが信じる採用活動の”本質”から生まれたアプローチです。

私たちは、単に求人広告を制作する会社ではありません。
お客様の事業成長という究極のゴールに対して、採用という側面から何ができるのか。
その本質をどこまでも深く探求し、最適な解決策を考え抜き、最後まで共に走り抜く戦略的パートナーです。

もし、貴社が採用という複雑で、しかし未来を創る上で最も重要な課題にお悩みであれば、ぜひ一度、私たちにお声がけください。
貴社がまだ気づいていない課題の”本質”を、共に探し出すところから、私たちのパートナーシップを始めさせていただければ幸いです。