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2025.10.21

応募の「質」改善で採用数倍増。媒体変更で、専門商社の営業採用を成功に導いた本質的課題解決アプローチ

「応募は来るが採用できない」。BtoB企業にありがちなミスマッチと採用単価高騰を解決した事例。専門資材を扱う企業が、求人媒体をマイナビ転職からdodaへ変更。徹底した課題の深掘りとフォローで、採用人数は倍増、質の高い人材確保に成功。なぜ媒体変更という大胆な提案で成功できたのか、そのプロセスと本質を詳しく解説します。

職種
営業・ルートセールス・MR
雇用形態
中途採用
エリア
大阪

目次

ご支援前の課題:応募数と採用率の深刻なアンバランス

ご支援させていただいたのは、創業85年という長い歴史を持つ専門商社様です。
安定した経営基盤と、働きやすい環境が魅力の企業様ですが、こと営業職の採用に関しては、大きな壁に突き当たっていました。

 

採用に至らない「見せかけの応募」

当時、企業様は大手求人媒体である「マイナビ転職」を利用して募集活動を行っていました。
「マイナビ転職」は、特に20代から30代前半の若手層に強い媒体であり、一定の知名度があることから、応募数そのものは比較的安定して確保できていました。

しかし、その内実に目を向けると、深刻な問題が浮かび上がってきました。
書類選考を通過し、いざ面接を行ってみると、

・基本的なPCスキルが不足している
・コミュニケーション面に不安がある
・仕事内容への理解度が低い
・長期的なキャリアプランを描けていない

といったケースが頻発。

企業様が求める「チームの一員として腰を据え、長く会社に貢献してくれる人材」とのギャップが大きく、内定を出せる候補者がほとんどいない、という状況が続いていたのです。

 

長期化する採用活動と、高騰する採用単価

採用が決まらないため、掲載と募集を何度も繰り返さざるを得ません。
その結果、採用活動は長期化の一途をたどり、人事担当者様の工数は増大。
それに伴い、求人広告費もかさみ、
一人当たりの採用単価は想定を大幅に上回っていました。

「応募が来ているのに、なぜ採用できないんだ…」

担当者様は、出口の見えないトンネルの中にいるような閉塞感と焦りを募らせていました。
応募数という表面的な数字だけでは見えてこない、採用の「質」の部分にこそ、この企業様の根深い課題は存在していたのです。

課題解決へのアプローチ:本質を捉えた媒体戦略と魅力の再定義

私たちは、まず徹底したヒアリングから始めました。なぜミスマッチが起こるのか、本当に求める人物像とは誰なのか、そして、その人物に響く自社の魅力とは何なのか。
担当者様との対話を重ねる中で、課題の本質が徐々に明らかになっていきました。

 

潜在的ニーズの言語化:「未経験歓迎」の裏にあった本当の想い

求人原稿には「未経験歓迎」と大きく謳われていました。
しかし、ヒアリングを深掘りすると、それは決して「誰でも良い」という意味ではないことが分かりました。

企業様が本当に求めていたのは、「たとえ事務職の経験はなくても、基本的なPC操作(Word、Excel)はスムーズに行え、社内外の関係者と円滑なコミュニケーションが取れる、ビジネスの基礎体力を持った人材」でした。
そして何より、「創業85年の安定した環境で、チームの一員として長く働きたい」という価値観を共有できることが重要だったのです。

つまり、応募のハードルを下げようとするあまり、「未経験歓迎」という言葉が独り歩きし、企業様の本当の想いとは異なる層からの応募を誘引してしまっていたのです。

 

媒体のスイッチング提案:「マイナビ転職」から「doda」へ

この本質的な採用ニーズを踏まえ、私たちは従来の「マイナビ転職」から「doda」への媒体切り替えをご提案しました。
これは、両媒体の特性を分析した上での戦略的な判断でした。

 

・ターゲット層のマッチング

「マイナビ転職」が20代を中心としたポテンシャル層に強みを持つのに対し、「doda」は20代後半から30代の、ある程度の社会人経験を積んだキャリア形成層の登録者が多いという特徴があります。 企業様が求める「ビジネスの基礎体力」を持った人材と出会うには、「doda」の方が親和性が高いと判断しました。

・質の高い母集団形成

「doda」は転職エージェント機能を併せ持っているため、キャリアアップを目指す意欲の高いユーザーが多く登録しています。
詳細なレジュメを登録しているユーザーも多いため、企業側が求めるスキルや経験を持つ人材に、より的確にアプローチすることが可能です。
これにより、応募の「量」よりも「質」を重視した採用活動が期待できました。

 

求人原稿の全面リニューアル:ターゲットに「響く」情報の再構築

媒体という「どこで伝えるか」の戦略と同時に、「何を伝えるか」というコンテンツ戦略も全面的に見直しました。
ご提供いただいた求人原稿の情報を徹底的に読み解き、ターゲットの心に響く言葉で、企業の魅力を再定義していきました。

 

・具体的な数字で「安心」を伝える

抽象的な「働きやすい」ではなく、「年間休日127日」「残業月5時間以下」といった具体的な数字をキャッチコピーに据えました。
給与面でも、「賞与実績4.9ヵ月分」という数字を明確に打ち出し、安定した待遇面をアピールしました。

 

・働くイメージを「自分ごと化」させる

単なる福利厚生の羅列ではなく、「産育休の取得&復帰実績多数あり!」「20代~30代の女性メンバー活躍中!」といった、ターゲットが自身の将来を具体的にイメージできる情報を前面に出しました。社員インタビューの内容を元に、「チーム内で相談し合える温かい雰囲気」「お互いにサポートし合う文化」など、人間関係の良さが伝わるエピソードを盛り込みました。

 

・企業の「信頼性」を裏付ける

「創業85年の安定企業」という歴史に加え、「健康経営優良法人2024認定」という客観的な事実を提示し、ホワイトな労働環境であることを強調しました。

 

私たちは、求職者が知りたいであろう情報を予測し、彼らが安心感と期待感を抱けるような情報の配置と表現を徹底的に追求しました。

 

伴走型のフォロー体制:掲載して終わりではない、継続的な改善

私たちの支援は、原稿を作成して掲載したら終わりではありません。
むしろ、掲載後からが本番です。

応募状況を週次で詳細に分析・レポーティングし、応募者の属性や反応を見ながら、ターゲット層とのズレが生じていないかを常に確認。
必要であれば、スカウトメールの文面調整や、原稿のキャッチコピーのマイナーチェンジなどを迅速にご提案し、効果を最大化するための改善活動を継続的に行いました。
この伴走型のフォロー体制が、クライアント様に大きな安心感を与え、成功へと繋がる重要な要素となったのです。

 

確かな成果:応募の「質」が劇的に向上し、採用数は倍増

緻密な課題分析と戦略的なアプローチの結果、目に見える形で確かな成果が現れました。

 

・定量的成果:採用数倍増と採用単価の削減

dodaに掲載を切り替えた結果、応募者の質は劇的に向上。
面接設定率、そして内定承諾率が大幅に改善され、これまで
1回の掲載で0〜1名だった採用人数が、コンスタントに2〜3名の採用へと倍増しました。
採用活動の期間も短縮され、結果として採用単価の大幅な削減にも成功しました。

 

・定性的成果:採用工数の削減と、入社後の活躍

ミスマッチな応募者が減ったことで、書類選考や面接対応にかかる人事担当者様の工数は大幅に削減されました。
さらに、採用された方々は、入社後すぐに職場に馴染み、即戦力として活躍。チームの雰囲気もより一層活性化したと、クライアント様から喜びの声をいただくことができました。
これは、単なる採用成功に留まらず、事業の成長にも貢献できた証であると自負しています。

 

 

私たちがパートナーとして選ばれる理由:「人」のちからで、未来を「動」かす

今回の成功の根幹には、私たちの存在意義である『「人」のちからで、未来を「動」かす』という理念があります。

私たちは、採用を単なる「欠員補充」とは捉えていません。
一人ひとりの入社が、その企業の組織に新たな化学反応を起こし、チームを活性化させ、ひいては会社全体の「未来」をより良い方向へと「動」かす原動力になると信じています。

今回ご支援した企業様は、85年という長い歴史を持つ安定企業です。
その歴史を次代へと繋ぎ、100年、200年と続く企業へと発展していくためには、新たな「人」のちからが不可欠でした。私たちの役割は、目先の採用課題を解決するだけでなく、この企業の未来を担う人材を見つけ出し、繋ぐことでした。

採用された方々が入社後に即戦力として活躍し、チームに新たな活気をもたらしたというご報告は、まさに私たちの理念が体現された瞬間でした。
それは、採用した「人」のちからが、組織という「未来」を確かに「動」かした証です。

私たちは、お客様の過去と現在を深く理解し、これから描く未来に想いを馳せます。
そして、その未来を実現するために最も重要なピースとなる「人」との出会いを、あらゆる知見と情熱を注いで実現します。

採用とは、未来を創る仕事です。
私たちは、その重大なミッションを託されるパートナーとして、これからも「人」の可能性を信じ、お客様の未来を動かすお手伝いを続けていきます